seminar セミナー 遺伝子流動と人口動態の相互作用 2016年11月16日 2016年11月16日 これは記録です。 以下の論文を紹介しました。 Farkas, T. E., T. Mononen, A. A. Comeault and P. Nosil (2016) Observational evidence that maladaptive gene flow reduces patch occupancy in a wild insect metapopulation. Evolution, doi:10.1111/evo.13076 メタ個体群構造があり、各パッチには、そのパッチの環境に適応した個体が存在する場合、パッチ間の遺伝的交流は、パッチ内の局所個体群の密度や個体群の占有確率に負の影響をもたらすことを示した研究です。Eco-evo feedbackの文脈では適応進化が注目されがちですが、本研究は確率的進化が生態的動態に与える影響に注目したものです。私が最近注目していることのひとつです。 高橋佑磨